Caprice of wind

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気まぐれなオッサンの「今」を投稿します。

Wine Bar Duma

静かな夜に、ひとつの味が灯った

急に決まった会食。

さて、どこにしよう。

午後から降り出した雨は、まるで今日の予定を試すように、やむ気配を見せない。 歩いていくには、いつもの界隈だと少し辛い。濡れた空気が、足取りをそっと引き留める。

そんなとき、いつものネット検索。

最近は、この“雨の日の羅針盤”のような検索にもすっかり慣れてきた。 今日は歩いて行ける範囲で探してみることにした。

スクロールの途中で、美味しそうな料理の画像がふと目に留まる。

場所を調べると、昔よく旭橋界隈でホテルを取っていた頃の記憶がよみがえった。

ある日、勘違いして少し離れたホテルを予約してしまったことがあった。

その“間違い”のホテルの1階。 ん?どうだろう……。

正直、あの辺りは“美味しい店がある”というイメージではない。 けれど、この天候と、画像に映る料理の温度、口コミの言葉の確かさが、迷いをひとつずつ消していく。

よし。今夜はここにしよう。

雨の日の選択肢としては、もう限界でもあった。

今の拠点から歩いて10分とかからない。 店に着くと、テーブルメニューはなく、カウンター上の黒板に手書きのメニューが並んでいた。 どれも気になる。 その中から、心を引いたものをそれぞれ二品ほど選んだ。

料理を待つ間もなく、仕事の話が静かに始まる。

一応の近況報告を終えたあたりで、一品目が運ばれてきた。

ん? 美味しい。

二品目、三品目と続くたびに、皆が自然と顔を見合わせる。

とてもワンオペで出しているとは思えない丁寧さと熱量が皿に宿っていた。

最初に頼んだ料理が出そろったあと、今度はシェフにおすすめを二品お願いした。 もうこの時点で、何を頼んでも安心できる確信があった。

“食べ損なわないように”という欲が、自然と注文を後押しした。

こんな近くに、こんな店があったなんて。 雨の夜に見つけた灯りのようで、思わずうれしくなった。

帰り際、シェフと少し話をした。 和歌山の田辺出身で、この店は5月に始めたばかりだという。 期間限定で、12月には故郷に戻り、居酒屋を開く予定らしい。

「また、必ず来ます。」 心の声が、そのまま言葉になった。 雨の匂いと料理の余熱が、静かに今日を締めくくっていった

Wine Bar Duma

住所:〒900-0037 沖縄県那覇市辻2丁目12−11 hotel brick 1F

電話: 098-861-5551

営業時間:19:00~04:00

定休日:不定休

駐車場:近隣有料駐車場

HP: https://www.instagram.com/duma_815/

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