2024-05-21













今日は、富士でのレースに向けて前後のスプロケットの交換です。まず初めに、ノーマルのチェーンの幅は525。私のは520にコンバートしています。簡単に言うと、外見は525と比較するとチェーン幅は細くなります。タイヤを空回した時に525とは違い、明らかに良く回ります。つまりは、フリクションロスの軽減と微量な軽量化ができます。かといって、作業の内容は同じですので、参考にしてください。正確には下での作業の他に前後のスプロケットの丁番を変えると、バイクのECUとのキャリブレーション(同調作業)が必要です。もっと細かくいうと、タイヤの銘柄やサイズを変えた時にもこの作業は必要です。が、今回は物理的な作業のみ紹介します。
(用意するもの)
- 交換用スプロケット
- トルクレンチ2種(※締め付けトルクにより2種使い分けています)
- ソケットレンチ
- ソケット(8・10・13・14・30)
- スパナ(13)※薄口とノーマルを使用します
- ハンマー(※基本は使用しません)
- リアスタンド
- ペーパータオル
- パーツクリーナー
- ネジロック(中強度)
- チェーンクリーナー
- チェーンルーブ
- シリコングリース
- 高温用モリブテングリース(アクスルシャフト塗布用)
- 木枠(※外したホイール置いて作業をするのに使用します)
- バット(数種)
- ペイントマーカー(増し締め確認マーク用)
(フロントスプロケットの交換)
① カバー止めている3点のM8のボルトをソケットレンチを使用して外します。② ギアを入れてスプロケットを固定し、スプロケットを止めている13ミリのボルトをソケットレンチを使用して外します。③ スプロケットを取り外します。④ 外した時に普段掃除できないハウジング、スプロケットのリテーナー(ボルト)をパーツクリーナーで、チェーンをチェーンクリーナー、スプレーしブラシで掃除します。⑤ スプロケットをはめる前に、軽くグリースを塗布します。⑥ スプロケットリテーナーボルトを復旧します。ネジロックを塗布した後、手でボルトを締め込み、その後トルクレンチを使用して50Nmで締め付け、増し締めマーク
リアの調整(後述作業)後、カバーを復旧、3点の8ミリボルトを8Nmで締め付ける。
(リアスプロケットの交換)
① リアホイールスピンドルナット(アクスル固定用ナット)を30ミリのソケットで緩め
ます。
② チェーンアジャスターボルトを13ミリのスパナを使用してチェーンのテンションをリ
アタイヤを外せるくらいに緩め、リアホイールを前方(チェーンを緩める方向)にスラ
イドさせ、チェーンを外します。※チェーンはスイングアームに掛ける等して床につか
ないようにします。
③ リアホイールスピンドルナットを外したのち、アクスルシャフトの先端をハンマーで軽
く叩くと反対側に押し出されてくるので、それを持って、軽く捻りながら、アクスルシ
ャフトを抜き取ります。この時タイヤの下に足などを入れてホイールの高さを維持して
おくとアクスルシャフトは簡単に抜くことができます。
④ リアホイールをゆっくり抜き取ります。両サイドにカラーが入っていますので、外すと
きに一緒に外れますので、無くさないように注意してください。
⑤ 外したパーツをクリーナーで洗浄します。
⑥ 外したホイールをスプロケット側を上にして木枠の上にセットします。
⑦ スプロケットを固定しているナット5点のM10を均等に緩めたのち、外し、スプロケッ
トを抜き取ります。
⑧ ホイール側の古いグリースを綺麗に拭きとりながら、ベアリングにガタがなく容易に回
ることを確認したのち、問題なければ、グリースを塗布しておきます。この時、普段掃除
しにくい場所もパーツが外れることにより容易になるので、掃除をしておきましょう。
(スイングアーム内側等も含む)
⑨ 私はいつも反対側(リアディスクローターがついてる方も同じく外し、清掃、ベアリン
グの確認、グリースの塗布をしますが、今回は割愛します。
⑩ スプロケットをはめ、M10ナット5点を復旧します。先ずは5点のナットを手締め、そ
の後、トルクレンチを使用して5点のナットを軽くしまたのち、50Nmで対角に締めて
ゆき、増し締めサインをします。
⑪ リアホイールを復旧する前にアクスルシャフト、カラーにグリース塗布する。
カラーにグリースを塗布することで、ホイールにくっつくので、ホイールを復旧する際
にカラーが脱落するのを防ぐことができるので容易になります。
※カラーの向きには注意してください
⑫ ホイールを復旧する時、アクスルシャフトを抜き取ったときの要領で足を床とホイール
の間に挟んでアクスルシャフトが入りやすいように高さを合わせながら、リアブレーキ
キャリパーをディスクに挟み入れ、チェーンをかけながら良い位置までホイールを入れ
てゆき、アクスルシャフトを挿し込んでいきます。リアホイールの高さ、位置があって
いるとすっと入ってゆくので反対側に出てくるとナットを手締めしておきます。
⑬ チェーンの張りをある程度見た時点で左右のアクスルシャフトの位置の調整を行います
(チェーンの張り調整)※私の場合、丁数を変更する際に外すことがメインなので0から
の調整を行いますが、同じ丁数のスプロケットを交換する場合、予め張りの良い位置をマ
ークするか覚えておくとここの作業が早くなります。
⑭ アクスルナットM30をトルクレンチを使用し100Nmで締め込み、増し締めマークをし
ます。
⑮ 先ずは手で空転させ、チェーンとスプロケットの勘合を確認します。(チェーンの溝に
スプロケットの山が入るのですが、チェーンの溝の中央にスプロケットの山がきている
か確認します。)この時チェーンルーブを塗布してゆきます。問題なければエンジンをか
け、ギアを入れて空転させチェーンの挙動を確認します。
⑯ エンジンを止め、再度、チェーンとスプロケットの勘合を確認します。
私のはレース車両なので、ナットの緩み防止のためのワイヤリングをこの後行います。
基本、触ったところは必ず清掃も併せて行います。そうすると、不具合を見つけるもの容易になります(オイルの滲み、片摩耗、鉄粉等)
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